大塚 圭一郎(おおつか・けいいちろう)
共同通信社福岡支社編集部次長、鉄道コラム「汐留鉄道倶楽部」執筆者
「旅行のプロ」である旅行会社が参加者に鉄道旅行を満喫してもらうために全力で企画し、手配し、創意工夫を凝らしたという同じ土俵に立ちながらも、視点も、切り口も、向かう方面も、顧客層も大きく異なるツアーが勢ぞろいし、「鉄旅」の幅の広がったことを強く実感しました。旅をしながら旅行先の地域おこしに一役買ったり、学習の要素を組み合わせて自己啓発に役立ったりする企画が広がっているのも鉄旅が一段と発展する可能性を物語っています。ツアープランナーの大きな目標になっている「鉄旅オブザイヤー」が、幅が広く、奥も深く、それぞれの魅力を放つ鉄旅が続々と“出発”するのを後押しする舞台装置として2019年度以降も大きな役割を果たし続けることを強く願っています。