今年一番の大感動旅鉄がここに集結 鉄旅 OF THE YEAR
旅行会社部門 グランプリ
★★★JR只見線全線復旧決定祈念!世界一ロマンチックな鉄道で1000人結婚式を!★★★
■ ジョイフルトレイン観光トロッコ「風っこブライダルトレイン」で行く!
お花見&ご利益参拝!開運福袋列車と「お土産どっさり」奥会津15大ご当地グルメ食べ比べ!
鉄道乗車のみならず、沿線をテーマパークに見立てサプライズ続きのウェディング列車企画。135席の「風っこ号」車両を8区間に分け、1,080名のお客様に乗車いただくことに成功。通勤通学車両に使われるキハ40が「ハレ」の日の空間に生まれ変わった様が見事と評価を集めた。

芦原 伸さん
(「旅と鉄道」名誉編集長、日本旅行作家協会常務理事)
只見線復旧応援企画は誰でも思いつきそうだが、まずはそれを「ブライダル列車」として仕立てた企画力に脱帽!しかも限定1本で、1000人の募集をオーバーする参加人員にまたまた仰天した。地元住民、民間企業、行政が三位一体となり、大いに盛り上がった結婚式、新郎新婦ならずとも生涯忘れられない旅になったことだろう。
井門 隆夫さん
(株)井門観光研究所、高崎経済大学地域政策学部観光政策学科准教授)
旅は楽しくなくてはいけませんが、この企画は、まるでおもちゃ箱のように、いろいろな企画がてんこ盛り。花嫁さんは式を挙げているし、町長さんが出迎えてくれるし、名産詰め放題に、福袋あり、名産のお弁当あり、ご参拝ありと、一日によくここまで詰め込んで、各地からのバスをよく組み合わせたという企画性はこれぞプロ!敬服します。肝心の只見線の乗車時間は短い班で30分程度と必ずしも長くはないのですが、列車もテーマパークのアトラクションに見立てればこのくらいでよいのかもしれません。実績も残した楽しい企画にまず一票!
栗原 景さん(フォトライター)
どれだけのお楽しみ要素があるのか把握するのに半日かかりました。あまりにも盛りだくさんすぎて、当日まで「ブライダルトレイン」であることに気づかなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか?レールを守れと悲壮感を見せるのではなく、とにかく何でもいいから楽しもう!という姿勢に共感しました。只見線の名物になりそうですね。
グランプリ 評価グラフ
←受賞作品一覧へ
旅行会社部門 準グランプリ
列車から観賞!東北復興冬花火と貸切三陸鉄道レトロ列車2日間
東北復興のため閑散期である冬の東北の企画。動く車内から音楽と走行する列車に合わせて打ちあがる花火が圧巻。地域を巻き込み、地元洋野町のおもてなしやサプライズお見送り等、地域ぐるみの企画が評価された。

栗原 景さん(フォトライター)
鉄道の旅が、日本の伝統文化とともに芸術作品に昇華した瞬間を見ました。「走る列車に合わせて、線路脇の海岸から次々と打ち上がる花火を、音楽が流れる車内から鑑賞」……そんなことが、実現できるのですね。旅行会社にしか実現できない、本当の「作品」を見ました。
榎本 聖之さん(バー銀座パノラマ渋谷店オーナー)
花火演出など、ツアーを設定する前に止めてしまう理由を作る方が簡単な状況と思われる中、それを実行し成し遂げたチームに敬意を表するとともに、こうやってチャレンジしたからこそ大きな感動を呼んだという、これぞツアー旅行の醍醐味だと感じました。
崎本 武志さん(江戸川大学社会学部現代社会学科教授)
観光地域活性化の模範となるツアーであると断言する。農林水産省庁舎で出展されていた洋野町のコーナーを偶然訪問したときにこのツアーを知り、大きな縁を感じている。「鉄旅」としての要素は若干薄いものの、レストラン列車で活性化を図るJR八戸線と「あまちゃん」人気が残る三陸鉄道に挟まれた洋野町の観光地域活性化に大きく貢献しうるツアーであると直感した。艶やかな花火が壮絶に火を噴き、車窓から目に飛び込んでは一瞬にして消えていく・・・群青色の海と空とのコントラストを成す冬薔薇(ふゆそうび)のような、悲しいまでの美しさがある。ぜひ多くの方にこのツアーを体験していただきたいと願う。(一部抜粋)
準グランプリ 評価グラフ
←受賞作品一覧へ
旅行会社部門 審査員特別賞
クラブツーリズム特別貸切運転!ありがとう旭山動物園号!!
運行終了直前であった183系旭山動物園号の貸し切り電車。社員も含む3名が着ぐるみスタッフとして乗車するなど手作り感あふれる企画と旭山動物園号の楽しさも相まった内容が評価された。

栗原 景さん(フォトライター)
「旭山動物園号」が、素晴らしい有終の美を飾ることができました。”「降りたくないよ。もっとペンギンさんと遊びたいよ!」”きっと、この列車に乗ったすべての人が同じように思ったに違いありません。鉄道ファン向けのお別れツアーではなく、「世代を越えて多くの人に愛される鉄道」を表現できた、素晴らしい作品です。
大塚 圭一郎さん
(共同通信社福岡支社編集部次長、鉄道コラム「汐留鉄道倶楽部」執筆者)
大物の鉄道車両が勇退する時はラストランだけではなく、その前に貸し切り運転をして別れを惜しむ「お別れの会」があっていい。車体や内装の至る所に装飾した動物が好きな子供から、国鉄時代に登場した懐かしい車両を追い求める中高年層まで幅広い人気を集めてきたキハ183系スラントノーズ「旭山動物園号」はその典型例です。惜別の念を抱きながらも、一生忘れない貴重な乗車体験を参加者に提供した本ツアーは大きな役割を果たしました。
豊岡 真澄さん(元祖鉄道アイドル、ママ鉄代表)
引退してしまう車両をうまく使ってファミリーで楽しめる内容だと思いました。
子どもたちの思い出の1ページに深く刻まれたと思います。
審査員特別賞 評価グラフ
←受賞作品一覧へ
旅行会社部門 DC賞
<ひとり旅> 近畿・中国鉄道コンチェルト 第1楽章
~日本海の美景と美食を訪ねて・・・ 3つの貸切列車が繋ぐご縁の章~ 3日間
「デハ二50形体験運転」や3つの列車貸し切り等、貸し切りならではの企画と「心のこもったおもてなし」をテーマに山陰の自然・歴史文化を地元の方々と交流しながら楽しめる内容が評価された。

オオゼキタクさん(シンガーソングライター)
分かる人にはわかる、この贅沢!まさにいいとこどりのこの旅は個人では決して真似のできない「プロの技」。神々宿る山陰の旅は、なぜか心に直接語り掛けてきます。唯一無二の旅となること、間違いありません!
大塚 圭一郎さん
(共同通信社福岡支社編集部次長、鉄道コラム「汐留鉄道倶楽部」執筆者)
一見山陰DCを好機に、魅力あふれる新旧の列車を堪能した本物志向のフルコース鉄道旅行です。登場したばかりのJR西日本の観光列車「あめつち」から、特急「やくも」が最後の牙城となった国鉄時代製造の車両381系まで温故知新の乗り鉄を楽しめ、日本最古級電車の一畑電車デハニ50形の運転まで体験できた参加者は大いに満足したことでしょう。良質なツアーを催行することで、中国地方の西日本豪雨からの回復を後押しした社会的意義も絶大です。
杉山 淳一さん(フリーライター)
最新の観光列車「あめつち」と、定番の丹後くろまつの組み合わせ。そこにやくものパノラマグリーン、一畑電車の貸切差の湯体験とデハニ運転体験を組み合わせるという豪華キャスト。「あめつち」の登場によって、山陰地方の鉄道の魅力がつながり、一体感が出ています。細かいところでは、バス移動で1人2席使えるところが気が利いています。出雲の宿「月夜のうさぎ」は女性に人気の宿。出雲大社参拝は貴重な体験ですね。他の出雲大社ツアーとはワンランク上を行く、旅慣れた人の特別感を満たす内容です。
DC賞 評価グラフ
←受賞作品一覧へ
旅行会社部門 ルーキー賞
夏だ!花火だ!SLだ! SL大樹乗車&2018日光花火観賞
日光花火大会のオープニングをスターマイン花火の打上げに合わせ、花火大会・東武鉄道関係者との絶妙なタイミングでの商品設定、またSL転車台広場を利用者限定にするなど特別感を演出した点が票を集めた。

五十嵐 匡一さん (月刊「旅の手帖」編集長)
呑み鉄としての意見になりますが、やはり鉄道の旅のいいところは、飲酒運転などを気にせず飲めるところだと思います。その呑み鉄心理をうまくついた商品だと感じました。と、同時に徐行運転で花火観賞をゆっくりとできるところにも惹かれました。少し解散時間は遅いのですが、日光の花火を見て東京日帰りができるというのはあまり考えたことのないプランでした。
オオゼキタクさん(シンガーソングライター)
SLに乗ってどこかへ行く。それだけでもワクワクするのに、夜空に浮かぶ大輪の花火を楽しめるなんてとても贅沢で素敵な企画。コスパも十分!夏の花火って人込みがすごくて大変な印象がありますが、ゆったり座って楽しめるのが素晴らしいと思いました。冷凍車を手配してまでビールの「冷え」にこだわってくれるのもうれしい気遣いですね。これは参加してみたい!!
井門 隆夫さん
(株)井門観光研究所、高崎経済大学地域政策学部観光政策学科准教授)
SLに乗り、ビールを片手に、花火を鑑賞というなかなか体験できないユニークさに一票。花火とビール以外、SL乗車と転車台見学しかなく、花火も花火大会冒頭のスターマインだけかという批評もあるかもしれませんが、このリーズナブルな価格でこれだけの非日常体験ができれば最高の一日になったでしょう。台風が来なくて何よりでした。
ルーキー賞 評価グラフ
←受賞作品一覧へ
一般部門 ベストアマチュア賞
みんなが幸せに♡〜KUMAMOTO EASTER〜
『インスタ映え・女子人気』に特化し、非鉄ファンでも楽しめるコンテンツと、地域の観光スポットと鉄道の魅力、復興への気持ちが丁寧にひとつの形になった作品が評価を集めました。

五十嵐 匡一さん(月刊「旅の手帖」編集長)
鉄道の旅を通じた熊本の復興への手助けになる、いい商品だと思います。またパワースポットなども入れ込みながら、鉄道ファン以外の方も十分に楽しめる企画だと感じました。できれば九州新幹線なども使って欲しいとも感じました。
榎本 聖之さん(バー銀座パノラマ渋谷店オーナー)
鉄道好きかどうかにかかわらず、非常にバランスが取れて見どころがたくさんあるツアーだと思いました。「女子旅」と銘打っているだけあって女性に人気が出そうなプランではありますが、男性でも十分楽しめる、むしろ男性もなかなかこのようなスケジュール設定は思いつかないため、参加したい方が多いのではないかと思いました。
崎本 武志さん(江戸川大学社会学部現代社会学科教授)
非常に優れた企画であるとともに、非常に優しい企画であると実感した。昨年の大地震だけでなく、台風や集中豪雨などの自然災害が相次ぎ甚大な被害に苦しむ熊本を中心とした中九州を救済する目的であるとともに、実は元気で頑張っているのを見て安心してもらう側面もあるのが重要なポイントであろう。被災地にとっては救援が必要な場所や状況も数多いが、全く問題なく平時に戻っている場所や状況も存在する。こういった場所を忌避することは却って被災地の復興の妨げになることも気を付けなければならない。このツアーは、そういった被災地の人々と外部との齟齬を解決する役割をも担っているといえよう。東日本大震災では復興支援も重要だが、現地を訪れることも観光であるという概念も成立した。私自身も旅行会社時代に雲仙普賢岳噴火の影響で客足が遠のいた雲仙温泉の救済ツアーを実施し現地の方々に喜ばれた経験があるので、このツアー企画を心からリスペクトする。
ベストアマチュア賞 評価表
←受賞作品一覧へ