
冬晴れに恵まれた2月7日(水)、大宮・鉄道博物館にて「鉄旅オブザイヤー2017」授賞式が行われました。

旅行会社からは16社114作品、昨年から創設しました一般部門からは60作品の応募をいただきました。それぞれグランプリ、ベストアマチュアに選ばれるのはどの作品でしょうか。冒頭は髙橋実行委員長からご挨拶をいただきました。
鉄道各社が魅力的な列車をつくりあげ、移動ではなく乗ることが目的となりつつある。
また授業の一環として取り上げる専門学校が存在し、一般的な関心も深まっている。この動きに合わせ、旅行会社各社が魅力ある商品を作り上げ広げていきたいと考えている。
また今回JR6社様から協賛金をいただき、鉄道フェスティバルへの出展など、有効に利用させていただきました。あらためて御礼申し上げます。
次年度以降も引き続き鉄旅オブザイヤーにご支援賜りますようお願いいたします。

では授賞式に移ってまいりましょう。
まず最初に最終エントリー作品それぞれの担当者がプレゼンテーション

7/8(土)、7/9(日)の2日間各日帰りにて実施。銚子駅から乗車、通常はバス配車可能な犬吠駅で下車しますが、全線乗車にこだわり、終点の外川駅まで乗車。地元の方に企画趣旨をご理解いただき、土地をお借りしてバス配車させることができた。車内での観光案内に加え、到着駅での歓迎イベント、海鮮料理のご昼食、地元名産品(メロン、トマト、とうもろこし)のおもてなしなど盛りだくさんの内容となり、参加されたお客様には大変好評であった。
個人では実現不可能な夢の列車旅「コンチェルトシリーズ」としてDC開催地である山口県を舞台に造成。DC期間全体ではなく、あえてオープニング初日に絞った切り口で展開。
通常は旅客列車が走行しない貨物線を利用したツアーを計画。JR東日本東京支社さんにアプローチをしつづけた結果、2年かかってようやく造成OKの回答をいただいた。社内では販売に関して疑問符をつけられることが多かったが、当社がプレスリリース後、各マスコミが取り上げていただいたことで、400名ものキャンセル待ちが発生し、JR東日本さんに追加設定をお願いすることになった。通常は絶対に見ることができない車窓や、オリジナルのお土産の配布など、自分としては「夢のような7時間」のツアーを企画できたと思っています。
東京駅から「サンライズ出雲」に乗車、出雲大社を見学後、旧京王5000系電車を貸切運行。
JR東日本様、JR西日本様、北陸三県誘客促進連携協議会様のご協力のもと、首都圏発で初めての北陸新幹線貸切を実現。車内でも、こきりこ節の披露、金箔貼り体験、北陸三県の振る舞い酒などのお楽しみプランを用意した。グランクラス利用商品では和倉温泉「加賀屋」の特選階を利用、その他のコースでも「べるもんた」乗車やえちぜん鉄道運転体験、貸切きょうりゅう列車の運行などバラエティーの富んだコースを造成、最終的には810名」のお客様にご参加いただいた。では、各賞の発表です!
鈴木さん:この賞を受賞することを目標に取り組んできました。
増成さん:2年連続のDC賞の受賞となりました。
高橋さん:今年は3月の北陸団臨に始まり、1年中、魅力ある団臨商品の造成に奔走していました。
西島さん:地域活性化の一環として、近場の素材を活かしたツアー造成を行ってきました。
大塚さん:以前からこだわりのあったコースで受賞できて大変うれしく思います。各受賞者のコメント後、昨年より実施された旅行会社以外の方が作った旅行企画を表彰する「ベストアマチュア賞」の発表。昨年を大きく上回る60作品の応募をいただいたため、 準アマチュア賞2作品とベストアマチュア賞1作品を選定し、表彰することとなった。
このたびはこのような賞をいただきありがとうございました。
ムスリム旅行者の対応で懸案となる、ハラール食や礼拝に関して安心できるツアーを計画しました。
自分が在籍していた千葉大学鉄道研究会で以前から実施されている企画です。企画エリアであるJR西日本水田部長からは「トワイライトエクスプレス瑞風」のネームタ ッグとチョロQが記念品として贈呈されました。
髙橋実行委員長コメント:奇抜性に富んだ作品で大変興味深い。連携も考えたい!
審査委員長 芦原 伸さん (「旅と鉄道」編集長、日本旅行作家協会常任理事)からもコメントをいただきました。
今回で7回目のアワードとなりますが、商品づくりのアイデアや列車特性をいかした作品が年々増加し、メディアが追いつかないぐらい充実した内容となっている。
鉄道の楽しみ方も多種多様になり、ゲーム性を持った作品なども今回応募いただいた。
次年度も我々審査員が選定に困るような作品の応募を期待しています。
さて表彰式のあとは特別企画昨年同様、今回の司会である久野さん、吉川さん、そしてホリプロマネージャーの南田裕介さんによる「鉄旅インスタ」

吉川さんからは撮影している自分の影をあえて入れ込んだり、日本一長い駅名や珍名踏切
(土居中踏切)、塩尻駅の二人しか入れない駅そば屋などを紹介いただきました。
南田さんからは貨車やあまり見たことのない種類のコンテナなどを紹介いただきました。

こうして盛況のうちに鉄旅オブザイヤー2017授賞式は無事終了となりました。